4Kチューナーは、新4K衛星放送(BS4K・110度CS4K)を受信するために必要な機器です。2018年12月から本格的にスタートした4K放送は、従来のフルHDの4倍の解像度を誇り、より鮮明で臨場感あふれる映像体験を提供します。
現在お使いのテレビが4K対応でも、2018年以前に購入した4Kテレビには4Kチューナーが内蔵されていない場合が多いため、外付けの4Kチューナーが必要になります。また、4K放送対応のアンテナやケーブルも必要ですが、既存のBS・CSアンテナをお使いの場合は、右旋円偏波の4K放送なら視聴可能です。
4Kチューナーを選ぶ際の重要なポイントは、録画機能の有無、同時録画数、接続端子の種類、そして価格です。単に4K放送を視聴するだけなら1万円以下の製品でも十分ですが、録画機能や複数番組の同時録画を求める場合は、より高機能な製品を選ぶ必要があります。
- 2025年最新!4Kチューナーおすすめランキングベスト10
- マスプロ電工 4Kチューナー DT814 – コスパ最強モデル
- I-O DATA REC-ON HVT-4KBC – 録画機能充実の実力派
- パナソニック 4Kチューナー TU-BUHD100 – 信頼の国産ブランド
- ソニー DST-SHV1 – ダブルチューナー搭載のハイエンドモデル
- アイ・オー・データ HVT-4KBC/E – 安心の日本メーカー製
- 東芝 TT-4K100 – レグザとの完璧な連携
- ピクセラ PIX-SMB400 – Android TV搭載のスマートモデル
- パナソニック DMR-4TS204 – ブルーレイレコーダー一体型
- Astex AS-STBN – 地デジ・BS・CS対応のお手頃モデル
- アイリスオーヤマ IST-BAUL201 – ワイヤレス接続の革新モデル
2025年最新!4Kチューナーおすすめランキングベスト10
マスプロ電工 4Kチューナー DT814 – コスパ最強モデル

価格の安さと基本性能のバランスが絶妙な、エントリーユーザーに最適な1台です。マスプロ電工は国内の老舗アンテナメーカーとして知られ、その技術力を活かした高品質な受信性能が特徴です。
¥8,780という圧倒的な低価格ながら、4K放送の受信に必要な基本機能をすべて搭載。コンパクトな筐体設計により、テレビ周りの限られたスペースにも設置しやすく、初めて4K放送を体験する方に特におすすめです。
ただし、録画機能は外付けHDDへの録画に対応していないため、純粋に4K放送を視聴したい方向けの製品です。画質調整機能も充実しており、お使いのテレビに合わせて最適な映像設定が可能です。
Amazonで詳細を見る
I-O DATA REC-ON HVT-4KBC – 録画機能充実の実力派

外付けHDD録画対応で番組を逃さない、実用性重視のモデルです。I-O DATAの「REC-ON」シリーズは、使いやすさと機能性を両立した製品として定評があります。
¥10,722という手頃な価格で、USB外付けHDDへの録画機能を搭載。最大8TBまでのHDDに対応し、4K放送なら約520時間の録画が可能です。番組表から簡単に録画予約ができ、シリーズ録画にも対応しているため、連続ドラマやアニメの録り逃しを防げます。
さらに、スマートフォンアプリ「REC-ON App」との連携により、外出先からも録画予約や番組表の確認が可能。現代のライフスタイルに合わせた便利な機能が満載です。
Amazonで詳細を見る
パナソニック 4Kチューナー TU-BUHD100 – 信頼の国産ブランド

ビエラとの連携で真価を発揮する、パナソニックの純正4Kチューナーです。同社のテレビ「ビエラ」シリーズをお使いの方には特におすすめしたい製品です。
¥19,600という価格設定は、パナソニックブランドの品質と機能を考えると納得のレベル。「お部屋ジャンプリンク」機能により、録画した番組を家庭内ネットワーク経由で別の部屋のテレビでも視聴可能です。
映像処理技術にも定評があり、4Kアップコンバート機能により、地上デジタル放送やBS・CS放送も4K相当の高画質で楽しめます。操作性も優れており、リモコンのボタン配置や画面表示のわかりやすさは、さすがパナソニックといったところです。
Amazonで詳細を見る
ソニー DST-SHV1 – ダブルチューナー搭載のハイエンドモデル

裏録対応ダブルチューナーで視聴と録画を同時に楽しめる、ソニーの高機能モデルです。映像・音響技術に定評のあるソニーならではの高品質な製品です。
¥44,000とやや高価ですが、2番組同時録画が可能なダブルチューナーを搭載。視聴中の番組とは別の番組を録画する「裏録」に対応しており、見たい番組が重なっても安心です。
さらに、HDMIケーブル同梱で購入後すぐに使用開始できる点も魅力。ソニー独自の高画質技術により、4K放送本来の美しさを余すことなく表現します。ブラビアシリーズとの相性も抜群で、リモコン一つで両方の機器を操作できる「ブラビアリンク」にも対応しています。
Amazonで詳細を見る
アイ・オー・データ HVT-4KBC/E – 安心の日本メーカー製

土日もサポート対応で初心者も安心の、手厚いサービスが魅力の製品です。国内メーカーならではのきめ細やかなサポート体制が特徴です。
¥23,000で、録画機能を含む充実した機能を搭載。外付けHDD対応により、お好みの容量のHDDを接続して大量の番組を保存できます。
特筆すべきは土日も対応するサポート体制。平日は仕事で忙しい方でも、週末にじっくりと設定や使い方の相談ができます。また、日本メーカーならではの細やかな配慮として、リモコンのボタンに日本語表記があり、高齢者の方でも操作しやすい設計になっています。
Amazonで詳細を見る
東芝 TT-4K100 – レグザとの完璧な連携

レグザシリーズとの組み合わせで最高のパフォーマンスを発揮する、東芝の本格派4Kチューナーです。
¥39,800という価格に見合う、高度な録画機能と操作性を実現。「タイムシフトマシン」対応により、過去の番組も簡単に視聴できる革新的な機能を搭載しています。
東芝独自の「レグザエンジン」による高画質処理により、4K放送をより美しく表現。ノイズリダクション機能や超解像技術により、どんな映像ソースでも最適な画質で楽しめます。レグザリンク対応により、テレビとの連携操作もスムーズです。
Amazonで詳細を見る
ピクセラ PIX-SMB400 – Android TV搭載のスマートモデル

Android TV OS搭載で動画配信サービスも楽しめる、次世代型の4Kチューナーです。従来のテレビ放送だけでなく、インターネットコンテンツも統合的に楽しめます。
¥24,800で、Netflix、Hulu、YouTube、ABEMAなどの主要動画配信サービスに対応。4K放送の視聴と動画ストリーミングを1台でこなせる、コストパフォーマンスの高い製品です。
Google アシスタント対応により、音声操作で番組検索や録画予約が可能。リモコンに向かって話しかけるだけで、見たい番組を簡単に探せます。スマートフォンとの連携も充実しており、アプリから録画予約や視聴も可能です。
Amazonで詳細を見る
パナソニック DMR-4TS204 – ブルーレイレコーダー一体型

4Kチューナー内蔵のブルーレイレコーダーという、究極のオールインワンモデルです。これ1台で録画、再生、ディスク保存まですべて完結します。
¥59,500という価格は高めですが、2TB HDD内蔵、3チューナー搭載という充実のスペック。最大3番組の同時録画が可能で、家族それぞれが見たい番組を録り逃すことがありません。
4K放送の長時間録画モードにより、画質を維持しながら効率的に保存可能。さらに、録画した番組をブルーレイディスクに保存できるため、お気に入りの番組を永久保存したい方には最適です。スマートフォンアプリ「どこでもディーガ」により、外出先でも録画番組の視聴が可能です。
Amazonで詳細を見る
Astex AS-STBN – 地デジ・BS・CS対応のお手頃モデル

Wチューナー搭載で裏番組録画に対応した、コストパフォーマンスに優れた製品です。4K放送には非対応ですが、地デジ・BS・CSの視聴と録画には十分な性能を持っています。
¥11,800という手頃な価格で、2番組同時録画が可能なダブルチューナーを搭載。地上デジタル放送をメインに視聴される方や、4Kテレビを持っていない方には最適な選択肢です。
コンパクトな設計により設置場所を選ばず、簡単接続・簡単設定で初心者でも安心して使用できます。基本的な録画機能はしっかりと搭載されており、番組表からの録画予約やシリーズ録画にも対応しています。
Amazonで詳細を見る
アイリスオーヤマ IST-BAUL201 – ワイヤレス接続の革新モデル

ワイヤレス接続でテレビ周りをスッキリさせられる、画期的な製品です。アイリスオーヤマらしい、ユーザー目線の便利な機能が満載です。
¥22,800で、Wi-Fi経由でテレビと接続可能。アンテナ線の配線に悩まされることなく、好きな場所にテレビを設置できます。録画予約機能も搭載しており、外付けHDDへの録画に対応しています。
「LUCAステーション」アプリにより、スマートフォンやタブレットでもテレビ番組を視聴可能。家の中のどこにいても、好きな番組を楽しめる自由度の高さが魅力です。複数端末での同時視聴にも対応しており、家族それぞれが異なる番組を楽しめます。
Amazonで詳細を見る
用途別おすすめ4Kチューナーの選び方
とにかく安く4K放送を見たい方へ
予算を抑えて4K放送を楽しみたい方には、マスプロ電工のDT814(¥8,780)が最適です。録画機能はありませんが、4K放送の美しい映像を手軽に体験できます。設置も簡単で、HDMIケーブル1本でテレビと接続するだけ。初期投資を抑えながら、4K放送の世界への第一歩を踏み出せます。
録画機能を重視する方へ
番組を録画して後から楽しみたい方には、I-O DATAのHVT-4KBC(¥10,722)がおすすめです。外付けHDDを接続すれば、大容量の録画が可能。価格と機能のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。スマートフォンアプリとの連携により、外出先からの録画予約も可能で、現代のライフスタイルにマッチした使い方ができます。
最高の画質と機能を求める方へ
妥協なく最高の視聴環境を構築したい方には、ソニーのDST-SHV1(¥44,000)やパナソニックのDMR-4TS204(¥59,500)がおすすめです。ダブルチューナーやトリプルチューナーを搭載し、複数番組の同時録画が可能。高度な画質調整機能により、お使いのテレビの性能を最大限に引き出せます。
ネット動画も楽しみたい方へ
テレビ放送だけでなく、NetflixやYouTubeなどの動画配信サービスも利用したい方には、ピクセラのPIX-SMB400(¥24,800)が最適です。Android TV OS搭載により、豊富なアプリを利用可能。音声操作にも対応し、未来のテレビ体験を先取りできます。
4Kチューナー選びで押さえておきたい重要ポイント
チューナー数の違いと重要性
チューナー数は、同時に受信・録画できる番組数を決定する重要な要素です。シングルチューナーは視聴のみ、ダブルチューナーは視聴しながら裏番組録画、トリプルチューナーは2番組同時録画が可能です。家族で使用する場合や、見たい番組が重なることが多い方は、複数チューナー搭載モデルを選ぶことをおすすめします。
録画機能の種類と容量
録画機能には大きく分けて、内蔵HDD型と外付けHDD対応型があります。内蔵HDD型は追加投資不要ですぐに録画を始められますが、容量に制限があります。一方、外付けHDD対応型は、必要に応じて容量を増やせる柔軟性があります。4K放送は従来の放送より容量を多く使用するため、最低でも2TB以上の容量を確保することをおすすめします。
接続端子と互換性
4Kチューナーとテレビの接続には、HDMI 2.0以上の端子が必要です。また、HDR(ハイダイナミックレンジ)対応の有無も重要なポイント。HDR対応により、より豊かな色彩表現と明暗のコントラストを楽しめます。お使いのテレビのスペックを事前に確認し、対応する4Kチューナーを選びましょう。
主要メーカー別4Kチューナーの特徴比較
| メーカー | 強み | 主な特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| マスプロ電工 | コストパフォーマンス | 基本性能重視、シンプル操作 | ¥8,000~15,000 |
| I-O DATA | 録画機能の充実 | スマホ連携、外付けHDD対応 | ¥10,000~25,000 |
| パナソニック | ビエラ連携 | お部屋ジャンプリンク、高画質処理 | ¥19,000~60,000 |
| ソニー | 高画質技術 | ダブルチューナー、ブラビアリンク | ¥35,000~50,000 |
| 東芝 | レグザ連携 | タイムシフトマシン対応 | ¥30,000~45,000 |
| ピクセラ | スマート機能 | Android TV OS、動画配信対応 | ¥20,000~30,000 |
4Kチューナー設置時の注意点とトラブルシューティング
アンテナの確認と調整
4K放送を受信するためには、適切なアンテナ設備が必要です。既存のBS・CSアンテナでも右旋円偏波の4K放送は受信できますが、左旋円偏波の放送を受信するには、4K8K対応アンテナへの交換が必要です。アンテナレベルが低い場合は、ブースターの設置や角度調整が必要になることもあります。
設置前に、お住まいの地域での受信状況を確認することが重要です。集合住宅の場合は、建物全体のアンテナ設備が4K対応しているか管理会社に確認しましょう。戸建ての場合は、専門業者による点検・調整を受けることをおすすめします。
ケーブルと分配器の対応確認
4K放送の信号は従来の放送より高い周波数帯を使用するため、3224MHz対応のケーブルと分配器が必要です。古いケーブルや分配器を使用していると、映像が映らない、ブロックノイズが発生するなどの問題が起こる可能性があります。
特に注意が必要なのは、壁内配線です。築年数の古い建物では、配線自体が4K放送に対応していない場合があります。この場合は、配線の交換工事が必要になることもあるため、事前に確認しておくことが大切です。
初期設定とチャンネル設定
4Kチューナーの初期設定は、多くの製品で画面の指示に従うだけで簡単に完了します。まず、居住地域の設定を行い、次にチャンネルスキャンを実行します。この際、アンテナレベルが表示されるので、受信状態を確認できます。
チャンネル設定後は、B-CASカード(またはACASチップ)の登録が必要です。これは、有料放送の視聴や、NHKの受信契約確認に使用されます。カードの挿入向きを間違えないよう、説明書をよく確認してください。
2025年の4K放送コンテンツと今後の展望
充実する4K放送番組
2025年現在、4K放送のコンテンツは飛躍的に充実しています。NHK BS4Kでは、大河ドラマや紅白歌合戦、スポーツ中継が4K画質で放送され、民放各局も映画やドラマ、音楽番組などを4K制作しています。
特に注目すべきは、スポーツコンテンツの充実です。サッカーのワールドカップやオリンピック、プロ野球中継などが4K放送され、臨場感あふれる観戦体験を自宅で楽しめます。また、ネイチャードキュメンタリーや旅番組では、4Kカメラが捉えた美しい風景を堪能できます。
8K放送への対応と将来性
現在、NHK BS8Kで8K放送が行われていますが、8K対応機器はまだ高価で、コンテンツも限定的です。しかし、技術の進歩により、今後は8K対応の4Kチューナーも登場することが予想されます。
将来を見据えるなら、ファームウェアアップデートに対応した製品を選ぶことをおすすめします。これにより、新しい放送規格や機能が追加された際も、買い替えることなく対応できる可能性があります。
4Kチューナーと組み合わせたい周辺機器
外付けHDDの選び方
録画用の外付けHDDを選ぶ際は、容量と信頼性が最重要です。4K放送は1時間あたり約15GBの容量を使用するため、最低でも2TB、できれば4TB以上のHDDを選びましょう。また、24時間録画に対応したAV機器用HDDを選ぶことで、故障リスクを低減できます。
USB3.0対応のHDDを選ぶことで、高速なデータ転送が可能になり、録画や再生がスムーズに行えます。静音設計の製品を選べば、深夜の録画でも音が気になりません。
HDMIケーブルの重要性
4K映像を正しく伝送するためには、HDMI 2.0以上、できればHDMI 2.1対応のケーブルが必要です。プレミアムハイスピードHDMIケーブルや、ウルトラハイスピードHDMIケーブルを選ぶことで、4K/60pやHDR映像を確実に伝送できます。
ケーブルの長さは必要最小限に留めることが重要です。長すぎるケーブルは信号劣化の原因となり、映像の乱れやブラックアウトを引き起こす可能性があります。3m以下のケーブルを使用することをおすすめします。
サウンドバーで音質向上
4K放送では映像だけでなく、音声も高品質化されています。5.1chサラウンドや22.2chマルチチャンネル音響に対応した番組も増えており、対応するサウンドバーやホームシアターシステムと組み合わせることで、映画館のような音響体験を楽しめます。
HDMI ARC(オーディオリターンチャンネル)対応のサウンドバーなら、配線もシンプルで、テレビのリモコンで音量調整も可能です。予算に応じて、2.1chから7.1chまで様々な製品が選べます。
まとめ:あなたに最適な4Kチューナーを見つけよう
4Kチューナー選びは、使用目的、予算、既存の機器との相性を総合的に判断することが大切です。単純に4K放送を視聴したいだけなら、1万円以下のエントリーモデルでも十分な性能を発揮します。一方、録画機能や複数番組の同時録画、ネット動画サービスとの連携を求める場合は、2万円以上の中級~上級モデルを選ぶ価値があります。
今回ご紹介した10製品は、それぞれに特徴があり、異なるニーズに応える製品です。マスプロ電工のDT814は価格重視の方に、I-O DATAのHVT-4KBCは録画機能を求める方に、ピクセラのPIX-SMB400はネット動画も楽しみたい方に最適です。
また、お使いのテレビメーカーと同じメーカーの4Kチューナーを選ぶことで、リモコンの統一や連携機能の活用など、より快適な視聴環境を構築できます。パナソニックのビエラ、ソニーのブラビア、東芝のレグザをお使いの方は、それぞれのメーカー純正チューナーも検討してみてください。
4K放送は、これからさらにコンテンツが充実していくことが予想されます。今のうちに4Kチューナーを導入し、新しい映像体験の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと、その美しい映像に感動し、テレビを見る楽しみが倍増することでしょう。
設置や設定に不安がある方は、購入店舗のサポートサービスを利用するのも良い選択です。多くの家電量販店では、設置・設定サービスを提供しており、専門スタッフが最適な環境構築をサポートしてくれます。
これからの4K・8K時代に向けて、今が4Kチューナー導入の絶好のタイミングです。本記事を参考に、あなたのライフスタイルに最適な1台を見つけて、高画質映像の世界をお楽しみください。


