剛毛とは、硬くて太い髪質や毛量が多いため、パサつきや広がり、ゴワつきが気になる髪質のことを指します。毎朝のスタイリングに苦労している方、ダメージや乾燥で髪がまとまらないと感じている方は多いのではないでしょうか。今回は、美容師が厳選した「剛毛専用」のヘアオイル15選をランキング形式でご紹介。使いやすいスタイリング用オイルと、洗い流さないトリートメントの2タイプに分け、剛毛に適した選び方や効果も詳しく解説します。
剛毛専用ヘアオイルの効果と魅力
剛毛だからこそ求められるケア成分
剛毛の髪は、もともと水分や油分のバランスが崩れやすく、乾燥やダメージが目立ちやすいのが特徴です。そんな髪には、以下のような成分が特に効果的です。
・植物油脂(オリーブ油、ホホバ油、アルガンオイルなど):髪にうるおいとしなやかさを与え、パサつきを防ぎます。
・保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸、スクワランなど):髪内部に水分を閉じ込め、乾燥やダメージから守ります。
スタイリング用とヘアケア用の違い
ヘアオイルは使用目的により大きく2種類に分けられます。
【スタイリング用】
乾いた髪に使用し、ツヤやまとまりを与え、ヘアスタイルをしっかりキープ。仕上げのワンポイントケアに適しています。
【洗い流さないトリートメント】
ドライヤー前などに使用し、内部から栄養を与えたり、熱ダメージを防いだりします。髪を柔らかくし、まとまりのある状態に導くため、普段のケアに取り入れると効果的です。
剛毛専用ヘアオイルの選び方
1.成分に注目!
剛毛の髪には、先に述べた保湿成分および植物由来成分が必須です。まずは、オイル自体の原料がどれだけ天然成分かをチェックしましょう。オーガニック認証を受けた原料を使用しているものは、刺激が少なく安心です。
2.使用感と香りの好み
髪へのなじみやすさ、伸び具合、そして香りも選ぶポイントです。スタイリング時に馴染みやすい軽やかなテクスチャーのものや、重めのオイルでしっかりまとまりを作るものなど、自分の好みや目的に合わせて検討すると良いでしょう。また、香りの印象も長時間ついているので、日中の気分に合わせた選択も可能です。
3.目的別の使い分け
1本でケアと仕上げの両方を兼ねるオイルもありますが、髪のコンディションやスタイリングスタイルによって使い分けることがオススメ。普段のダメージケアには洗い流さないトリートメント、仕上がり重視の場合はスタイリング用オイルを選ぶと効果が実感しやすいでしょう。
美容師厳選!剛毛専用ヘアオイルランキング15選
ここからは、スタイリング用と洗い流さないトリートメントタイプに分けた、全15種のおすすめヘアオイルをご紹介します。各アイテムの特徴や使用感、適用シーンを詳しく解説するので、あなたにぴったりの一本が見つかるはずです。
【スタイリング用ヘアオイル】(7選)
1位 トラック オイルNo.3
トラック オイルNo.3は、天然由来成分が99.19%配合された贅沢なマルチ美容オイル。オリーブ果実油やヒマシ油、ヒマワリ種子油、ブロッコリー種子油などが髪に豊かなうるおいを与え、乾燥した毛先に自然なツヤを生み出します。濡れ髪を美しく演出し、毛束感をしっかりキープできるので、ウェットなスタイルが好きな方におすすめです。シトラスフローラルの香りが、上品でフレッシュな印象をプラスします。
2位 リファ ロックオイル
リファ ロックオイルは、ヘアアイロン前に使えるのが大きな特徴。ハイブリッドサフラワー油やダイズ油、アマニ油、アルガニアスピノサ核油などの豊富な植物油脂が、髪に潤いを与えながら、スタイリングの持続性をアップ。フルーティフローラルの香りは、明るく軽やかな印象を与え、アイロン後もしっとりとまとまりのある仕上がりが実現します。
3位 ダヴィネス オーセンティック オイル
ダヴィネス オーセンティック オイルは、天然成分99%配合の全身保湿オイル。ベニバナ種子油、ゴマ種子油、ヒマワリ種子油、ホホバ種子油のブレンドで、髪だけでなく顔や体にも使える多用途性が魅力です。ベルガモットとゼラニウム、シダーウッドのナチュラルな香りが、朝のスタートを明るく彩ります。ウェットな質感と適度な毛束感で、扱いやすく仕上がる点が高く評価されています。
4位 シンピュルテ トゥーグッド マルチベネフィットオイル
シンピュルテ トゥーグッド マルチベネフィットオイルは、コメヌカ油、ゴマ油、コメ胚芽油に加え、アルガニアスピノサ核油とスクワランを配合したヘアオイルです。軽量ながらも非常に保湿効果が高く、少量ずつ調整しながら使用することで、好みの重さにコントロール可能。香りは、ユーカリやオレンジ、ラベンダー、セダーウッドなどがバランス良く調和し、森林浴を感じさせるリラックス効果があります。
5位 オースキンアンドヘア オーオイル モイスト
オースキンアンドヘアのオーオイル モイストは、ゴマ油、ヒマシ油、ツバキ種子油、ホホバ種子油、アルガニアスピノサ核油、バオバブ油と、豊富な天然オイルを贅沢にブレンド。11種の天然精油を加えた香りは、ウッディローズの華やかさと深みがあり、長時間持続。濡れた髪にも乾いた髪にも使えるので、スタイリングの最後の仕上げに最適です。
6位 ナプラ エヌドット ポリッシュオイル
ナプラ エヌドット ポリッシュオイルは、コメヌカ油、ゴマ油、ホホバ種子油、メドウフォーム油、アルガニアスピノサ核油、コメ胚芽油の植物油脂ブレンドが特徴。髪にしっとりとしたツヤを与え、軽やかな仕上がりでありながら、しっかりとまとまりをキープします。現代的なウェットヘアスタイルを楽しむためのオイルとして、使いやすさとリーズナブルな価格が魅力です。
7位 ホーユー ナイン マルチスタイリングオイル ライト
ホーユー ナイン マルチスタイリングオイル ライトは、コメヌカ油、ゴマ油、コメ胚芽油をベースに、ゼラニウムを主役とした上品なフローラルブレンドの香りが特徴です。軽いテクスチャーなのに、ウェットな質感とナチュラルな毛束感を実現。植物由来成分98%以上で髪全体にしっかりと保湿効果を与え、パサつきを防止します。オイル特有の強い油臭さが少ないため、日常使いにぴったりです。
【洗い流さないトリートメント(ヘアケア用)】(8選)
1位 ダヴィネス オイ オイル
ダヴィネス オイ オイルは、洗い流さないトリートメントとして、ヒマワリ種子油を主体にした保湿オイルです。ほんのりと甘く、スパイシーな香りが特徴で、ふんわりとしたボリュームを保ちながら、熱ダメージや紫外線から髪を守ります。ダメージヘアに潤いと柔らかさをプラスし、指通りが格段に良くなるため、毎日のヘアケアに取り入れたい一本です。
2位 モロッカンオイル トリートメント
モロッカンオイル トリートメントは、アルガニアスピノサ核油を主成分に、贅沢な保湿成分をたっぷりと配合した洗い流さないトリートメント。スパイシーなアンバーとムスクの香りが、大人の女性らしい上品さを醸し出します。スタイリング前後に使用することで、髪にしっとりとしたツヤとまとまりをもたらし、長時間持続する仕上がりを実現します。
3位 ロクシタン インテンシヴリペア
ロクシタン インテンシヴリペアは、アーモンド油、ヒマシ油、ヒマワリ種子油などの植物油脂をバランスよくブレンドした、アロマティックハーブの香りが特徴の洗い流さないトリートメント。髪に栄養を与え、ダメージから守る役割があり、特に乾燥しがちな季節におすすめです。軽やかなテクスチャーながらもしっかりとした保湿力で、日常のダメージケアに最適です。
4位 ミルボン エルジューダ グレイスオン セラム
ミルボン エルジューダ グレイスオン セラムは、アルガニアスピノサ核油、バオバブ油、カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン、イソステアロイル加水分解シルク、スクワランなど、贅沢な保湿成分を豊富に配合。フルーティーフローラルの香りが心地よく、髪にしっとりとした弾力とツヤを与えます。ドライヤー前に用いることで、熱ダメージから髪を守りながら、まとまりやすい髪質へと導きます。
5位 ロレアル パリ エクストラオーディナリー オイル エクストラ リッチ フィニッシュ
このヘアオイルは、ヤシ油、ヒマワリ油、ハス花エキス、スクワランなどを配合し、洗い流さないトリートメントとして使えます。ホワイトジャスミンの香りが漂い、髪に潤いと高級感のある仕上がりを実現。ベタつかず、軽やかにまとまるため、仕上げ用としても高く評価されています。
6位 ミジャンセン パーフェクトセラム ヘアオイル
ミジャンセン パーフェクトセラム ヘアオイルは、アルガニアスピノサ核油、ツバキ種子油、アンズ核油、オリーブ果実油、ホホバ種子油のブレンドによって、髪に柔らかなツヤとまとまりを与えます。甘くムスキーな香りが特徴で、手軽に使えるサイズながら、毎日のダメージケアやスタイリング前後のケアに最適。軽い使用感でありながら、しっかりとした保湿力を発揮します。
7位 エイトザタラソ リペアショット&EXモイスト 美容液オイル
エイトザタラソの美容液オイルは、アルガニアスピノサ核油、クランベリー種子油、ゴマ油、イソステアロイル加水分解シルク、イソステアロイル加水分解ケラチン、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、γ-ドコサラクトン、加水分解ケラチン、ヒアルロン酸Naなど、豊富な補修・保湿成分をバランス良く配合。繊細なテクスチャーながら、髪にうるおいを与え、柔らかさとまとまりを実現します。毎日のケアに取り入れることで、ダメージが気になる髪にもしっかりと効果を発揮します。
8位 フィーノ プレミアムタッチ 濃厚美容液 ヘアオイル
フィーノ プレミアムタッチは、スクワランや加水分解コンキオリンなどを配合した濃厚美容液タイプのヘアオイル。軽やかな使い心地でありながら、しっかりとした保湿効果を発揮し乾燥やパサつきを防ぎます。香りはグレースフローラル系で、上品な印象を与え、日常使いに適した一品です。
各オイルの使い方とおすすめポイント
スタイリング用オイルの使い方
スタイリング用ヘアオイルは、主に乾いた髪に少量を手に取り、毛先から中間部にかけて馴染ませます。濡れ髪に使えば、ウェットな質感や毛束感を演出し、朝のセットの仕上げにおすすめ。また、少量ならオールシーズン使用でき、重ね塗りすることで、好みのツヤやまとまり具合を調節することができます。
洗い流さないトリートメントの使い方
ヘアケア用のオイルは、ドライヤー前に使用するのが基本です。シャンプー後、タオルドライした髪に適量をなじませ、髪の内部にしっかりと保湿成分を閉じ込めます。これにより、乾燥や熱ダメージから髪を守り、しっとりまとまった仕上がりを実現。使用後は自然なツヤが増し、まとまりのある髪へと導かれます。
まとめ
硬い髪がふんわりと変わるためには、髪質に合わせた適切なヘアオイル選びが不可欠です。今回ご紹介した美容師厳選のヘアオイル15選は、植物由来の油脂や豊富な保湿成分を配合し、剛毛特有のゴワつきや広がりを効果的に抑え、しなやかでまとまりのある髪へと導きます。スタイリング用と洗い流さないトリートメントの使い分けによって、毎日のケアがより楽しくなること請け合いです。自分の髪質や目的に合わせ、ぜひお気に入りの一本を見つけて、理想のふんわりヘアを手に入れてください。


