「知らずにやってるかも？腸に負担をかけるさつまいもの意外な食べ方3つ」

さつまいもは、食物繊維が豊富でダイエットや美容、腸活にも適した日本でも親しまれている食材のひとつです。水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく含まれているため、腸内環境を整えるのに役立ちます。またビタミンCなどのビタミン類も多く含み、健康維持にも効果的です。
しかし、どんなに優れた食品でも食べ方や量によっては体内で逆効果を生み、特に腸に負担をかけてしまうことがあるのをご存知でしょうか？腸内環境が乱れると便秘や下痢、さらには肌荒れや免疫力の低下にも繋がります。
ここでは特に注意したい「腸に負担をかけるさつまいもの食べ方」について3つのポイントをご紹介します。あなたが普段の食生活で知らず知らずのうちにしてしまっているかもしれない食べ方に心当たりがあれば、ぜひ今日から改善してみてください。

1. 1日に何度もさつまいもを食べること

さつまいもは腸に良いけれど、食べすぎはNG

さつまいもには複数の食物繊維が含まれていますが、過剰に摂取すると腸の負担になりやすいという特徴があります。特に1日に食事と間食で何度もさつまいもを食べると、腸内で消化しきれなかった食物繊維が発酵してガスが発生し、お腹の張りや不快感を感じやすくなります。

適量の目安と保存方法

1日の摂取目安としては、小さめのさつまいも1本の半分程度（約100g）が理想的とされています。もし大量に手に入った場合は、無理に一度に消費しようとせず、保存して少しずつ食べるのがおすすめです。
さつまいもは適切に保存すれば比較的長持ちします。新聞紙に包んで常温で保存すれば約1ヶ月、冷蔵庫の野菜室であれば2ヶ月程度保存可能です。また、加熱してマッシュ状にしたものをジップ付き袋に入れ冷凍保存するのも良い方法です。保存方法を活用して、食べすぎを防ぎながら上手に楽しみましょう。

2. おやつとしてたっぷり食べること

おやつにさつまいもスイーツを選ぶのはナイスだけど量に注意

さつまいもを使ったスイーツは、自然な甘みと食物繊維が摂れるためおやつにぴったりです。しかし、食事と被ってさつまいもばかり食べていると、摂取カロリーや糖質・脂質が過剰になる可能性があります。

おやつのカロリー目安

「食事バランスガイド」などでは、おやつは200kcal程度を目安に摂ることが推奨されています。たとえば焼き芋半分（100g）で約151kcal、これにホットミルク（120ml）を加えると合計224kcalとなります。また、市販のスイートポテト1個は170kcalほどあり、カフェオレスティック47kcalを足すと217kcalです。これだけで目標を超えてしまうので注意が必要です。
特にスイートポテトのようなクリームやバターを多く使ったスイーツは脂質が高い傾向にあります。ダイエット中や腸活中は市販品よりも、クリームの代わりに豆乳を使うなどヘルシーレシピを取り入れた手作りを試してみると良いでしょう。

3. 夜遅くに揚げ物で食べること

揚げ物は消化に負担がかかりやすい

大学芋やさつまいもの天ぷらなどの揚げ物も非常に美味しいですが、これを夜遅くに食べるのは控えましょう。脂質と糖質が多い食事は胃腸での消化に時間がかかり、結果的に胃もたれや睡眠の質低下へとつながる恐れがあります。

糖質は夜間に脂肪に変わりやすい

さつまいも自体は糖質が多い食品です。代謝が低下する夜間にこの糖質を多く摂取すると、脂肪として体内に蓄積されやすいのも問題です。夜は軽めの食事を心がけ、揚げ物や糖質の多い食材は控えめにしましょう。

さつまいもを健康的に楽しむためのポイント

さつまいもは栄養価が高く、腸活にもダイエットにも効果的な優秀な食材です。しかし、いかに良い食材でも過剰な量や不適切なタイミング・調理法で食べてしまうと、かえって腸や体に負担をかけてしまいます。
以下に改めて注意点をまとめました。

これらを意識するだけでも、さつまいもをより効果的に楽しめます。ぜひ、食べるタイミングや量、調理法に気を配りながら、健康と美味しさを両立してください。

まとめ

さつまいもは腸に良い食物繊維や美容に嬉しいビタミンCを含み、健康志向の方にとって強い味方の食材です。しかし、食べる頻度が多すぎたり、おやつで過剰摂取したり、夜遅くに揚げ物で食べるなどの食べ方は腸や体への負担を増やしてしまいます。
腸を健康に保ちつつさつまいもの栄養を活かすには、適切な量を守り、食べる時間帯や調理法にも配慮することが大切です。適切な保存方法を駆使しながら、体調に合わせて美味しく楽しんでください。
美味しく健康に、賢くさつまいもを取り入れて、毎日の食生活をより充実させましょう。