電動工具メーカーとして知られるマキタですが、近年はその掃除機が一般家庭でも大人気となっています。なぜマキタの掃除機がこれほど支持されているのでしょうか?
マキタの掃除機最大の魅力は、「軽量・コンパクト・パワフル」という三拍子が揃っている点です。一般的なコードレス掃除機の重さが1.5〜2kgほどであるのに対し、マキタのコードレス掃除機は1〜1.5kgほどと軽量設計。中には1kgを切る超軽量モデルも登場しており、長時間の掃除でも疲れにくいのが特徴です。
また、プロ向け電動工具メーカーならではの技術力で、コンパクトながらも強力な吸引力を実現。さらに、マキタ製品の大きな特徴として、同じシリーズの電動工具とバッテリーを共用できる点も見逃せません。DIYや園芸用のマキタ製品をお持ちの方なら、バッテリーを使い回せるため非常に便利です。
価格面でも手頃なモデルが多く、コストパフォーマンスの高さも人気の秘密といえるでしょう。
マキタの掃除機を選ぶ際のポイント
マキタの掃除機は多くのモデルがラインナップされていますが、選ぶ際には以下のポイントをチェックしましょう。
1. バッテリータイプと連続稼働時間
マキタの掃除機には、「40Vmax」「18V」「14.4V」「10.8V」「7.2V」など、様々なバッテリータイプがあります。バッテリーの電圧が高いほど吸引力が強くなりますが、その分本体も重くなる傾向にあります。
連続稼働時間は、モデルやモードによって大きく異なります。標準モードで10分程度のエントリーモデルから、40分以上使用できるハイエンドモデルまで様々です。広い家や複数の部屋を一度に掃除したい方は、連続稼働時間の長いモデルを選ぶと良いでしょう。
2. 集じん方式の違い
マキタの掃除機の集じん方式は主に以下の3種類があります。
・紙パック式:
使い捨ての紙パックにゴミを集めるタイプで、ゴミ捨てが衛生的で手が汚れにくいのが特徴です。手入れの手間が少なく済みますが、紙パックの購入が必要なためランニングコストがかかります。子育て世帯や衛生面を重視する方におすすめです。
・カプセル式:
本体内蔵のダストボックスに直接ゴミを溜めるタイプです。紙パックの購入が不要でランニングコストを抑えられますが、ゴミ捨ての際にホコリが舞いやすいというデメリットがあります。経済性を重視する方や、こまめにゴミ捨てができる方に向いています。
・サイクロン式:
遠心力でゴミと空気を分離させる方式で、フィルターの目詰まりが起こりにくく、吸引力が長持ちするのが特徴です。マキタではサイクロンアタッチメントを別途購入することで、紙パック式やカプセル式の掃除機をサイクロン式に変更できます。
3. スイッチタイプと操作性
マキタの掃除機には大きく分けて2つのスイッチタイプがあります。
・ボタン式:
電源ボタンを一度押すだけで連続運転するタイプで、広範囲の掃除に便利です。
・トリガー式:
握っている間だけ運転するタイプで、バッテリーの消費を抑えられますが、長時間使用すると疲れる可能性があります。
操作性を考慮すると、日常的な掃除にはボタン式が使いやすいでしょう。また、LEDライト付きのモデルなら暗い場所の掃除もしやすくなります。
マキタ掃除機おすすめランキング TOP 10

それでは、2025年における最新のマキタ掃除機おすすめランキングをご紹介します!
1位:CL282FDRFW(18V 紙パック式)
マキタの中でも人気No.1のモデルがこのCL282FDRFWです。18Vバッテリー搭載で、パワフルな吸引力と長時間稼働を実現しています。
【主な特徴】
吸引仕事率:60W(パワフルモード時)
本体重量:約1.5kg(バッテリー含む)
連続使用時間:標準約25分/強約15分/パワフル約12分
集じん方式:紙パック式
スイッチタイプ:ボタン式(3段階切替)
充電時間:約22分(急速充電対応)
家全体の掃除をストレスなく行いたい方や、パワーを重視する方におすすめのモデルです。カプセル式の兄弟モデル「CL281FDRFW」も人気ですが、衛生面や手入れのしやすさを考慮すると紙パック式のこちらがより使いやすいでしょう。
2位:CL142FDRFW(14.4V 紙パック式)
18Vモデルと10.8Vモデルの中間に位置する14.4Vバッテリー搭載モデル。パワーと軽さのバランスがとれた人気モデルです。
【主な特徴】
吸引仕事率:45W(パワフルモード時)
本体重量:約1.4kg(バッテリー含む)
連続使用時間:標準約40分/強約18分/パワフル約13分
集じん方式:紙パック式
スイッチタイプ:ボタン式(3段階切替)
充電時間:約22分(急速充電対応)
1位の18Vモデルより若干軽量で、連続使用時間も標準モードでは40分と長め。パワーと使い勝手のバランスが良く、マンションや一戸建てなど幅広い住宅タイプで活躍します。
3位:CL107FDSHW(10.8V 紙パック式)
マキタのベストセラーモデルとして長年支持されている10.8Vの軽量モデル。手軽さと価格の安さが魅力です。
【主な特徴】
吸引仕事率:32W(パワフルモード時)
本体重量:約1.1kg(バッテリー含む)
連続使用時間:標準約25分/強約12分/パワフル約10分
集じん方式:紙パック式
スイッチタイプ:ボタン式(3段階切替)
充電時間:約22分(急速充電対応)
1.1kgという軽量ボディが魅力で、腕への負担が少なく女性や高齢者にも使いやすいモデルです。価格も比較的リーズナブルなため、初めてのコードレス掃除機としても人気があります。カプセル式の兄弟モデル「CL108FDSHW」も選択肢に入りますが、手軽さなら紙パック式のこちらがおすすめです。
4位:CL001GRDW(40Vmax サイクロン式)
マキタ最高峰の40Vmaxシリーズのフラッグシップモデル。圧倒的な吸引力と長時間稼働を実現しています。
【主な特徴】
吸引仕事率:100W(パワフルモード時)
本体重量:約1.9kg(バッテリー含む)
連続使用時間:標準約65分/強約30分/パワフル約25分
集じん方式:サイクロン式
スイッチタイプ:ボタン式(3段階切替)
充電時間:約28分(急速充電対応)
マキタの掃除機の中でも最高クラスの吸引力と連続稼働時間を誇ります。広い家や頻繁に掃除機をかける必要がある環境に最適です。重量は他のモデルと比べると重めですが、それでも2kg未満と軽量な部類に入ります。
5位:CL108FDSHW(10.8V カプセル式)
紙パック式の「CL107FDSHW」と基本性能は同じですが、集じん方式がカプセル式になったモデルです。
【主な特徴】
吸引仕事率:32W(パワフルモード時)
本体重量:約1.1kg(バッテリー含む)
連続使用時間:標準約25分/強約12分/パワフル約10分
集じん方式:カプセル式
スイッチタイプ:ボタン式(3段階切替)
充電時間:約22分(急速充電対応)
ランニングコストを抑えたい方や、紙パックの交換が面倒と感じる方におすすめ。軽量コンパクトなボディはそのままに、経済性を重視したモデルです。
6位:CL281FDRFW(18V カプセル式)
1位の「CL282FDRFW」のカプセル式バージョン。パワフルな吸引力はそのままに、紙パック購入のランニングコストを削減できます。
【主な特徴】
吸引仕事率:60W(パワフルモード時)
本体重量:約1.5kg(バッテリー含む)
連続使用時間:標準約25分/強約15分/パワフル約12分
集じん方式:カプセル式
スイッチタイプ:ボタン式(3段階切替)
充電時間:約22分(急速充電対応)
紙パックの交換なしで使い続けられるため、経済性重視の方に人気のモデルです。こまめなフィルターのお手入れが必要になりますが、その分ランニングコストを抑えられます。
7位:CL121DZ(12Vmax バッテリー内蔵式)
バッテリー交換不要の内蔵タイプモデル。シンプルな操作性と手軽さが特徴です。
【主な特徴】
吸引仕事率:27W(最大時)
本体重量:約1.0kg
連続使用時間:標準約20分/強約8分
集じん方式:カプセル式
スイッチタイプ:トリガー式(2段階切替)
充電時間:約60分
バッテリーが内蔵式のため、バッテリー切れの心配がなく、普段使いに便利なモデル。軽量コンパクトで、ちょっとしたお掃除に最適です。
8位:CL072DSH(7.2V 紙パック式)
マキタ最軽量クラスの7.2Vモデル。とにかく軽さを重視したい方におすすめです。
【主な特徴】
吸引仕事率:14W
本体重量:約0.81kg(バッテリー含む)
連続使用時間:約8分
集じん方式:紙パック式
スイッチタイプ:トリガー式(1段階)
充電時間:約60分
0.81kgという超軽量ボディが特徴で、女性や高齢者、腕力に自信のない方でも楽々使用できます。連続使用時間は短めですが、サッと取り出してちょっとした掃除に使うのに最適です。
9位:CL141FDRFW(14.4V カプセル式)
14.4Vバッテリー搭載のカプセル式モデル。紙パック式の「CL142FDRFW」と基本性能は同じですが、ランニングコストを抑えられます。
【主な特徴】
吸引仕事率:45W(パワフルモード時)
本体重量:約1.4kg(バッテリー含む)
連続使用時間:標準約40分/強約18分/パワフル約13分
集じん方式:カプセル式
スイッチタイプ:ボタン式(3段階切替)
充電時間:約22分(急速充電対応)
紙パックのランニングコストを気にせず使いたい方におすすめのモデル。フィルターのこまめな掃除は必要ですが、経済的に使い続けられます。
10位:CL002GZ(40Vmax カプセル式)
40Vmaxシリーズのカプセル式モデル。最高クラスの吸引力と長時間稼働を実現しています。
【主な特徴】
吸引仕事率:100W(パワフルモード時)
本体重量:約1.8kg(バッテリー含む)
連続使用時間:標準約65分/強約30分/パワフル約25分
集じん方式:カプセル式
スイッチタイプ:ボタン式(3段階切替)
充電時間:約28分(急速充電対応)
最高クラスの吸引力とバッテリー持続時間を備えながら、紙パック代が不要なカプセル式を選びたい方に最適なモデルです。
住居タイプ別マキタ掃除機おすすめ
住居のタイプによって、おすすめのマキタ掃除機は異なります。ここでは住居タイプ別におすすめのモデルをご紹介します。
ワンルーム・1LDK向け
狭い間取りでは、軽量でコンパクトなモデルが使いやすいでしょう。
おすすめモデル:
CL107FDSHW(10.8V 紙パック式)
CL108FDSHW(10.8V カプセル式)
CL072DSH(7.2V 紙パック式)
特に「CL107FDSHW」は、標準モードで25分の稼働時間があるため、ワンルームや1LDKの掃除であれば十分に対応できます。軽量コンパクトで収納スペースも取らないため、限られた空間での使用に最適です。
2LDK・3LDK向け
中規模の間取りでは、バッテリー持続時間とパワーのバランスが取れたモデルがおすすめです。
おすすめモデル:
CL142FDRFW(14.4V 紙パック式)
CL141FDRFW(14.4V カプセル式)
CL282FDRFW(18V 紙パック式)
特に「CL142FDRFW」は、標準モードで約40分の連続稼働が可能なため、2LDK〜3LDKの広さでも一度の充電で掃除が完了します。パワーも十分あるため、家族が多い家庭でも活躍するでしょう。
4LDK以上・一戸建て向け
広い住居では、長時間稼働可能で強力な吸引力を持つハイエンドモデルが適しています。
おすすめモデル:
CL001GRDW(40Vmax サイクロン式)
CL002GZ(40Vmax カプセル式)
CL282FDRFW(18V 紙パック式)
特に「CL001GRDW」は、標準モードで65分以上の連続稼働が可能なため、広い一戸建てでも一度の充電で家全体を掃除できます。また、100Wという強力な吸引力で、ペットの毛や深い部分のゴミもしっかり吸い取ります。
マキタ掃除機の活用アイデア
マキタの掃除機は、通常の床掃除だけでなく様々な場面で活躍します。ここでは、マキタ掃除機の活用アイデアをご紹介します。
車内掃除に活用
マキタの掃除機は軽量コンパクトなため、車内掃除にも最適です。特にパイプを外してハンディクリーナーとして使用すれば、シートの隙間やダッシュボードの上など、細かい部分も簡単に掃除できます。
サッシノズルを使えば、シートの隙間や足元の細かいゴミも取り除けますし、LEDライト付きのモデルなら暗い車内でも見やすいでしょう。
ペットの抜け毛対策
ペットを飼っているご家庭では、抜け毛の掃除が大変ですよね。マキタの掃除機は吸引力が強いため、カーペットや布製ソファに絡みついた抜け毛もしっかり吸い取ります。
特に18V以上のハイパワーモデルや、サイクロン式のモデルなら、フィルターの目詰まりが少なく、抜け毛の多い環境でも安定した吸引力を維持できます。
DIY作業の後片付け
マキタと言えば電動工具のイメージが強いですが、その掃除機はDIY作業の後片付けにも最適です。木くずや小さな釘など、DIY作業で出る様々なゴミもしっかり吸い取ります。
さらに、マキタの電動工具とバッテリーを共用できるモデルなら、DIY作業と後片付けを同じバッテリーで行えて便利です。
マキタ掃除機のお手入れ方法
マキタの掃除機を長く快適に使い続けるためには、適切なお手入れが欠かせません。集じん方式別のお手入れ方法をご紹介します。
紙パック式のお手入れ
紙パック式は比較的お手入れが簡単です。紙パックが満杯になったら、新しいものと交換するだけです。交換の目安は、吸引力が落ちてきたと感じたときや、紙パックが膨らんできたときです。
また、定期的にフィルターの掃除も行いましょう。フィルターにホコリが溜まると吸引力が低下するため、1〜2ヶ月に一度、フィルターを取り外して軽く叩いてホコリを落とし、必要に応じて水洗いします(水洗い可能なフィルターの場合)。
カプセル式のお手入れ
カプセル式は、ダストボックスが半分から3分の2ほど溜まったら、ゴミを捨てましょう。ゴミ捨ての頻度が少ないと、吸引力が低下したり、ダストボックスからゴミが逆流したりする可能性があります。
また、フィルターは定期的に掃除が必要です。カプセル式はフィルターに直接ゴミが当たるため、紙パック式よりも頻繁に掃除する必要があります。2週間に一度程度、フィルターを取り外して掃除しましょう。
サイクロン式のお手入れ
サイクロン式は、ダストボックスが半分程度溜まったらゴミを捨てましょう。サイクロン部分は定期的に分解して掃除することで、性能を維持できます。
フィルターの掃除頻度は、カプセル式よりも少なくて済みますが、それでも1ヶ月に一度程度は掃除をした方が良いでしょう。
よくある質問
マキタの掃除機に関するよくある質問をまとめました。
Q: マキタの掃除機はカーペットの掃除に向いていますか?
A: マキタの掃除機はヘッドにブラシがないモデルが多いため、カーペットや絨毯の奥深くまで掃除したい場合は苦手な部分があります。ただし、18V以上の高パワーモデルであれば十分な吸引力があるため、カーペットの表面のゴミは問題なく吸い取れます。
Q: バッテリーの交換時期はいつ頃ですか?
A: マキタの掃除機に使われるリチウムイオンバッテリーの寿命は、使用頻度にもよりますが、一般的に約500回の充電サイクルと言われています。毎日使用する場合は1〜2年、週に数回の使用なら2〜3年程度がバッテリー交換の目安になります。充電しても稼働時間が極端に短くなったと感じたら、バッテリー交換のタイミングです。
Q: マキタの掃除機で他のメーカーの紙パックは使えますか?
A: マキタの掃除機には専用の紙パックが推奨されていますが、サイズと形状が合えば他社製の紙パックでも使用可能な場合があります。ただし、適合しない紙パックを使用すると集じん効率が落ちたり、本体に不具合が生じたりする可能性があるため、できるだけマキタ純正の紙パックを使用することをおすすめします。
Q: 紙パック式とカプセル式、どちらを選ぶべきですか?
A: それぞれにメリット・デメリットがあります。紙パック式は衛生的でゴミ捨てが簡単ですが、紙パック代がかかります。カプセル式はランニングコストを抑えられますが、ゴミ捨てでホコリが舞いやすく、フィルターのこまめな掃除が必要です。衛生面を重視するなら紙パック式、経済性を重視するならカプセル式がおすすめです。
まとめ
マキタの掃除機は、軽量・コンパクト・パワフルという三拍子が揃った人気商品です。バッテリータイプ、集じん方式、連続使用時間など、自分のライフスタイルに合わせて最適なモデルを選ぶことで、毎日の掃除が格段に楽になるでしょう。
特に人気の高いモデルは、18V紙パック式の「CL282FDRFW」、14.4V紙パック式の「CL142FDRFW」、そして10.8V紙パック式の「CL107FDSHW」です。これらのモデルは、バランスの取れた性能と使いやすさで多くのユーザーから支持されています。
マキタの掃除機で、快適なお掃除ライフを手に入れてみませんか?


