業務用痩身機・痩身マシンは、エステサロンや美容クリニックで使用される専門機器として、年々その重要性が高まっています。
家庭用の機器と比較して高い出力と効果が期待できるため、多くのサロンオーナーが導入を検討しています。本記事では、2025年最新の業務用痩身機器について、人気ランキングと選び方のポイントを詳しく解説いたします。
業務用痩身機・痩身マシンとは
業務用痩身機器とは、痩身エステサロンで使用されている美容機器の一種です。業務用痩身機器は家庭用痩身機器と比較すると出力が高く、痩身の効果が出やすいという特徴があります。
業務用と家庭用の違い
業務用痩身機器の最大の特徴は、出力の高さと多機能性にあります。業務用痩身機器は熱や電気、超音波など、さまざまな出力に対応しているため、家庭用痩身機器では実現できないような施術が可能です。
業務用痩身機器は、高出力で特定の部位に直接働きかけることで、脂肪の分解や代謝を促進する施術が可能です。これにより、短期間で目に見える痩身効果を期待できるのが大きなメリットです。
導入のメリット
業務用痩身機器を導入することで、以下のようなメリットが得られます:
施術の均一性確保:機器を使うことで施術の均一性が確保されるため、エステティシャンの技術差による影響が少なくなる
施術者の負担軽減:施術者の体力負担を軽減できる点も大きなメリット
競合との差別化:高度な技術を活用した施術により、他店との差別化が可能
業務用痩身機の主な機能と効果
キャビテーション
キャビテーションとは、特殊な超音波を用いて皮下脂肪に刺激を与える仕組みのことです。超音波で脂肪層に気泡を発生させ、弾ける力を利用して脂肪を柔らかくしていきます。
キャビテーションの特徴:
強い痛みを感じにくい
皮下脂肪への直接的なアプローチが可能
脂肪細胞そのものを減らすのでリバウンドしにくく、痛みや刺激もほぼ発生しない
ラジオ波(RF)
ラジオ波は、ラジオと同じ周波数の30〜300MHzの電波を利用した痩身機になります。これを体に当てて体内の水分を振動させ、その部分を温めます。
効果:
深部温熱による代謝促進
血行改善
コラーゲン生成促進
EMS(Electrical Muscle Stimulation)
電気刺激により筋肉を収縮させる技術で、インナーマッスルまで働きかけることが可能です。部分痩せや筋力向上に効果が期待できます。
吸引機能
エステにおける吸引とは、業務用痩身機器を使って人の手では難しい動きを再現し、血液やリンパ液の流れを良くすることを指します。セルライトの改善やむくみ解消に効果的です。
ハイフ(HIFU)
ハイフとはHigh Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)の略です。1点に集中させた超音波で瞬間的に深くまで高温を発生させてアプローチします。
脂肪に刺激を与えるのが特徴です。1回の施術で満足を得やすいため、即効性を求める顧客に人気の機能です。
2025年最新!業務用痩身機おすすめランキングTOP10

第1位:フォースカッター(株式会社プロラボソリューション)
1台で4役をこなす進化型スーパー美ボディマシンとして、エステティック業界で最高の評価を得ています。プロラボソリューションは、サロン現場の声を生かし、過去機種のデメリットや弱点を改良して開発されました。
主な機能:
ダブルラジオ波・吸引+EMS・ポレーション・LEDの4つの機能
価格:253万円(税込)
特徴:
ゼネラルリサーチによる調査の結果、痩身機器部門における人気・顧客満足度・サロン注目度において三冠を達成
エステティック業界ベストアイテム2019大賞(エステティックサロン経営者層による投票)も受賞
モノポーラとマルチポーラのWアプローチで気になる部位をトリートメント
5年60回払いなら初回が59,000円、毎月のお支払いは53,000円(税別)から
インナービューティーで大人気のエステプロ・ラボがプロデュースした信頼のブランド
第2位:シークレットメス(株式会社NBS)
シークレットメスは1台13役という多機能性で、頭皮からフェイス、ボディはもちろん足裏まで全身に対応できる複合痩身美顔機です。
主な機能:
ラジオ波
キャビテーション
エレクトロポレーション
吸引
EMS
LED
HIFUに代わる新機能のサーマルフラクショナル
価格:238万円(税込)〜252万円(税込)
特徴:
コンパクトな卓上型で、自宅サロンでも導入しやすいマシン
60日間全額返金保証制度あり
ビジネスモデル・ノウハウの提供サポートが充実
第3位:セルライトゼロ2(ワールドジャパン株式会社)
1台10役をこなすセルライトゼロ2は、本格痩身も超小顔フェイシャルもこれ1台で完結できる”全集結マシン”です。
主な機能:
キャビテーション、スリムレーザー、ラジオ波、LEDの4つを同時出力可能
サイクロン吸引、ラジオ波、LEDの3つを同時出力可能
コルギ(骨気)機能
価格:275万円(税込)
特徴:
異なる機能を複数同時に出力可能
最短でキャビラジ10分+サイクロンラジ5分、合計15分で施術を完了
液晶パネルが搭載されており、スマートフォンのように直感的に操作可能
第4位:ハイパーナイフ6(株式会社ワム)
ワム | ハイパーナイフ6は、ラジオ波技術に特化した業務用痩身機器として人気を集めています。
主な機能:
ラジオ波&揉みほぐし機能
特徴:
バイポーラ方式というラジオ波の技術を使用しており、短時間で効果を実感することができる
マシン名称がそのままメニュー名になるほど知名度が高いマシン
ハイパーナイフ導入店舗数は2,521店(全国のサロンのうち約12.7%が導入)
第5位:スリムショック2(株式会社b-models)
スリムショックとは、株式会社b-modelsが提供する業務用痩身機器で、多機能型痩身・フェイシャル複合機器として注目されています。
主な機能:
キャビテーション×ラジオ波やバキューム吸引、フェイシャルラジオ波など、7つの機能
特徴:
200万円を超えない適正な価格設定
サロンに合った経営サポートを受けられる
サロンの成功例に基づいたサポートや1年以上のコンサルサポートも提供
業務用痩身機の選び方ポイント
1. サロンの目的に合わせた機能選択
どのマシンを導入するか悩んだときは、まずはサロンの目的に合うものを選ぶのが基本です。利用者の方に提供したいメニューを考えてから、目的にあった業務用痩身機を選ぶとわかりやすくなります。
2. コストパフォーマンスの検討
業務用痩身機器の価格相場は、機種の性能によって大きく変化しますが、概ね100万~400万円程度です。
価格だけでなく、以下の要素も考慮する必要があります:
初期費用
ランニングコスト(メンテナンス費用、消耗品費用)
売上への貢献度
3. 保証・サポート体制の確認
保証やサポートの手厚さも重視して選びたいものです。業務用痩身機は長期間使用する設備投資のため、以下の点を確認しましょう:
機器保証期間
定期メンテナンス体制
故障時の対応
操作研修の有無
経営サポートの内容
4. 導入後の集客支援
機器の購入だけでなく、導入後の集客支援があるかどうかも重要なポイントです。メニュー表や、キャンペーンPOPなどを無料でダウンロードできる機械購入者専用カスタマーサイトを提供するメーカーもあります。
価格帯別おすすめ機器
100万円台の機器
初期投資を抑えたいサロンには、以下のような機器がおすすめです:
| 機器名 | 価格(税込) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| セルゼロスマート | 75.9万円 | 6種類のハンドピース搭載 |
| スリムフェイスカッター | 110万円 | 1台7役の多機能マシン |
200万円台の機器
機能と価格のバランスが取れた中級機として人気の価格帯です:
| 機器名 | 価格(税込) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| フォースカッター | 253万円 | Wラジオ波搭載・三冠受賞 |
| シークレットメス | 238万円〜252万円 | 1台13役の最多機能 |
300万円以上の高級機器
最高レベルの機能と効果を求めるサロンには:
| 機器名 | 価格(税込) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| セルライトゼロ2 | 275万円 | 1台10役・同時出力機能 |
導入時の注意点とリスク
技術習得の必要性
ハイフは高い効果が得られる施術である反面、火傷等のリスクがある施術でもあります。よって正しく安全に施術をするためには、エステティシャンの高い技術力が求められます。
法的規制の確認
業務用痩身機器の中には、使用に際して特別な資格や届出が必要なものもあります。導入前に必ず法的要件を確認しましょう。
設置環境の整備
機器のサイズや電力要件、設置スペースなど、物理的な要件も事前に確認が必要です。
最新トレンドと今後の展望
セルフエステ対応機器の増加
新型コロナウイルスによる新生活様式の影響でお家時間が増えた結果、自分時間の追求により健康・美容意識が向上し美容人口は拡大しています。これにより、セルフエステ対応機器の需要が高まっています。
新技術の導入
従来のハイフに代わるサーマルフラクショナル技術など、より安全で効果的な新技術が続々と登場しています。最近、ハイフ施術が禁止される可能性があると言われている中、スリムショックは医療クリニックでも使用される類似の技術であるサーマルフラクショナルを搭載しており、今後の規制変化にも対応できる機器として注目されています。
AI・IoT技術の活用
施術データの蓄積・分析による個別最適化や、遠隔サポート機能など、AI・IoT技術を活用した次世代痩身機器の開発も進んでいます。
まとめ
業務用痩身機・痩身マシンの選択は、サロンの将来を左右する重要な投資判断です。機能性、価格、サポート体制を総合的に検討し、自サロンの理念とターゲット顧客に最適な機器を選ぶことが成功の鍵となります。
2025年の市場では、多機能性と使いやすさを両立した機器が主流となっており、特にシークレットメス、セルライトゼロ2、フォースカッターなどが高い評価を得ています。
導入を検討する際は、必ず実機でのデモンストレーションを受け、複数メーカーからの見積もりを取得することをおすすめします。少なくとも、3社以上から相見積もりをとることをおすすめします。
最終的には、機器の性能だけでなく、導入後のサポート体制や経営支援の充実度も含めて総合的に判断することで、長期的に成功するサロン運営を実現できるでしょう。


